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海外市場の動き / AITO

セレス、AITOの欧州全面展開へ WVTA型式認証を進行中

10月31日の投資家説明会の記録によれば、AITO全車種がEUのWVTA E1型式認証を取得中で、海外販売を全体の3分の1とする目標を掲げ、価格競争には参加しないとした。発売時期や対象国、価格は示されていない。

メディア報道の整理・出典は記事末尾

AITO M7の公式参考写真。パリ・モーターショーや欧州発売の現場ではない
AITO M7の公式参考写真で、パリ・モーターショーや欧州発売の現場ではない: AITO / 问界 ↗ — メーカー公式の参考写真です。年式、市場、装備は記事で説明する仕様と異なる場合があります。

主なポイント

  • 10月31日の記録によれば、AITO全車種がEUのWVTA E1型式認証を取得中。
  • 認証と販売網の進展に応じて欧州へ全面展開し、海外販売を3分の1とする目標。
  • 記録がAITO 6、7、8、9とする4車種が10月中旬のパリ・モーターショーに出展。
  • セレスは価格競争と規模競争を否定し、AITOの累計納車120万台を挙げた。
  • 欧州の発売時期、先行市場、台数目標、価格は記録にない。

報道された内容

セレスは10月31日、投資家説明会の記録を公開し、AITOをどう運営しブランドをどこへ導くかという問いに答えた。同社はAITO全車種がEUの完成車型式認証であるWVTAをE1の表示で取得手続き中だとし、この工程は期間が長く段階も多く、欧州で高級車を販売するために必ず越えるべき水準だと説明した。欧州への準備の起点は10月中旬で、記録がAITO 6、7、8、9とする4車種がパリ・モーターショーに登場した時期にあたる。認証と販売網の整備が進めばAITOは欧州市場へ全面的に参入し、海外販売を全体の3分の1とする目標に近づくという。

同じ文書が示すのは販売目標ではなく経営姿勢だ。セレスは価格競争や規模をめぐる競争に加わらず、利益の裏付けのない台数を追わないとし、AITOを「大型単一製品」戦略のグローバル高級ブランドと位置づけた。車種を広げるのではなく、各モデルに深く長期の投資を続けるという意味である。同社は独自定義の「五高」基準を掲げ、その一部は中古車の残価を守るためだとし、妥当な利益が次の研究開発を支えると説明した。AITOの累計納車は120万台、利用者は120万人超とし、重心を単発の取引から所有期間全体の管理へ移すと述べた。今年BMWとメルセデス・ベンツと高級公共急速充電網を築く会社に出資したことにも触れている。

記録は欧州での販売開始時期、先行する国、想定台数、価格を明らかにしていない。WVTAは型式認証であり販売計画ではない。同社の表現も全面参入を特定の日付ではなく認証と販売網の進展に結びつけている。先行モデルも右ハンドル仕様の計画も示されていない。

編集部の解説

型式認証は関門であり発売ではない。EUの認証番号でE1はドイツの認証機関を指し、完成車認証は登録前に満たすべき安全・環境要件を対象とする。その後は各市場が独自の手続きを加え、小売には販売店、サービス能力、部品が必要になる。私たちの見方は、セレスが自らのペースで満たすと決めた前提条件を説明しているというもので、日程がないことがこの開示で最も多くを語る。発売日が固まっている自動車メーカーは通常その日付を明示する。

事業の論理は語るのは容易だが検証は難しい。海外3分の1という目標を掲げる会社の10月の中国販売は、2日前の自社開示で2万7037台へ半減した。記録は両者を結びつけておらず、私たちも結びつけない。価格競争に加わらないというのも表明された意図であって観察された結果ではなく、高級車の位置づけは会社が守りたいと述べているものであって、投資家向け文書が証明できる事実ではない。後から確認できるのは具体的だ。認証が下りるか、どの市場が最初に開くか、車両が完成車輸入か現地組み立てかである。

背景と注意点

IT Homeが11月1日に報じたセレスの10月31日の投資家説明会の記録と、同じ記録に基づく同媒体の華為との協力および利用者120万人に関する別稿。数値はいずれも企業側のもの。発売時期、国名の一覧、台数目標、価格は示されておらず、AITOの写真はブランドの参考画像でパリ・モーターショーの現場ではない。

報道の出典と執筆者

IT之家 / IT Home ↗

浩渺

出典の公開日:

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