充電 / Chery
奇瑞のV2G、蕪湖拠点は稼働開始 オーナー収益には条件
拠点の稼働、将来の車両機能、収益試算は別々の段階として読む必要がある。
メディア報道の整理・出典は記事末尾

主なポイント
- 蕪湖の協力拠点は10月16日に稼働開始。
- 風雲A9のBEV向けV2G機能は2027年上期の導入計画。
- 参加日数、電力単価、手数料で収益は変わる。
報道された内容
奇瑞には稼働中のV2G拠点があるが、一般オーナーの参加時期まで確定したわけではない。財聯社の劉陽記者は10月20日、奇瑞緑能と国家電網安徽の明生グループが10月16日に協定を結び、蕪湖拠点も同時に稼働したと報じた。V2Gは電力網から充電するだけでなく、網へ電力を戻す技術であり、外部家電への給電とは異なる。
同報道によると、奇瑞の古春山副総裁は風雲A9のBEVに2027年上期にV2G機能を導入し、2026年末までに上海、広州、合肥、蕪湖などに拠点を整える計画を示した。2029年の世界2万拠点は目標であり、現在の設置数でも既存の全奇瑞車が対応する証拠でもない。
収益には計算条件がある。財聯社が伝えたのは年間100日参加して3,000元超という企業の見積もり。一方、蓋世汽車の10月22日記事は1日40kWhを年間200日放電し、サービス料などを差し引く別の想定を用いた。両者を混ぜて統一の年間収益としたり、保証額と扱ったりはできない。
両媒体は放電制御と電池耐久性についての企業説明も伝えた。本記事では独立した長期劣化試験や一般消費者向け精算契約の全体を入手していない。そのため電池の摩耗がゼロ、利益が安定すると結論づけない。
編集部の解説
編集部の見方:必要なのは対象車種・ソフト、地域で利用できる拠点、精算単価、手数料、最低残量、電池保証の条件だ。これらがそろって初めて売電収入を再充電費用や車両の利用時間と比較できる。Raysonho撮影のCC0写真はカナダの参考機器で、蕪湖現場や中国の接続規格を示すものではない。
背景と注意点
財聯社・劉陽の2026年10月20日記事と蓋世汽車・Maggieの10月22日記事から独立執筆。計画、収益試算、耐久性説明は独立試験結果ではない。
報道の出典と執筆者
財聯社・蓋世汽車 ↗刘阳 / Liu Yang
出典の公開日:
Maggie ·